例えば「3と5」を“双子素数”といいますが、そんな「となり合う素数の差」についてのちょっとオモシロイ問題です。
小学生以上ならば解けるはずですが、「アッという間に解けるか」トライしてみてください。
【問題】
1以上1000以下の素数を小さい順に並べたとき、「となり合う素数の差の平均」を小数第3位を四捨五入して求めよ。
ただし、「1以上1000以下の素数は全部で168個で、997は素数である」ことはわかっているものとする。
【解説】
一見して「ん?」と感じた人もいるかもしれません。
しかし、問題文の意図をしっかり理解すればアッという間に解けてしまいますね。
ポイントは、
「となり合う素数の差を全て加えるとどうなるのか」
ですね。
また、「差」は全部で168-1=167あることにも注意ですね。
(997-2)/167を計算すると
5.958...となるので小数第3位を四捨五入して
∴5.96
(2018 國學院大學久我山高校)
なお、「100以下の素数」についてはすぐ判別できるようにしておきましょう!