多くの皆さんは、
「2~3個の自然数の公約数や公倍数」
ならば、それらの
「最大公約数や最小公倍数」
から求める方法を学んだと思います。
では、
「10個以上の自然数の公約数や公倍数」
の場合はどうしますか。
「どのくらいの大きさの自然数か」
にもよりますが、
「連除法」
を用いるのであれば、ここまで多いと若干気が引けますね。
となると、
「基本に立ち返って求める」
という方針で臨んだ方が、全体像がつかみやすくなるでしょう。
例えば、
と問われたとしましょう。
「“複数の数”で割り切れる最小の自然数」
ということは、
「“複数の数”の最小公倍数」
であることから、
「いくつかのグループに分けて連除法を用いる」
などしても構わないでしょう。
いかなる方法であったとしても、
「××5×7」
と導き出すことはできると思います。
これを計算すると
「2520」
とはなるものの、素因数分解した形にとどめるのであれば、上記のように容易に全体像をつかむことはできますね。
では、
どうなるか求めてみましょう。
もし、すんなり求めることができないならば、
「公約数・公倍数の基本」
を理解していない証拠ですから、しっかり復習しておく必要があります。