新学年のスタート時は、難しい内容は扱いません。
より複雑な「式の計算」がスムーズに行えるようになるための手法を学びます。
(1)多項式の計算
まず一番注意しなければいけないことは、
「多項式を方程式と取り違える」
ことによる計算ミスです。
「方程式」でなければ、分母を払ったり、小数係数を整数に直したりは、当然できませんね。
「多項式」の計算を行う際には注意しましょう。
「1次方程式」を学んだ後のこの時期だからこその傾向なのですが、何回注意しても同じミスを繰り返してしまう生徒が何人か出てきてしまいます。
また、
「分数式の計算」の際の“符合の取り違え”
もよく見受けられるミスです。
ミスの多い生徒は、
「答えを導くまでの途中式をしっかり記述」
することを心がけましょう。
それを徹底することで、
「自分のミスの傾向」
を把握しやすくなります。
(2)指数法則
中学課程では、この法則本来のありがたさを感じることは少ないのですが、「法則の成り立ち」をしっかり理解した上で正しく用いる習慣を身につけましょう。
以上のような、
「計算を行うための基本手法を学び身につける」
ことが4月の目標になります。
内容的には簡単なので、
“注意不足の傾向がある生徒”
があぶり出される時期となります。
自分がその傾向があるとわかったら、それを改善できるのは
“自らの強い意志と鍛錬”
以外にはありません。