【問題】
2/3+2/15+2/35+2/63+2/99+2/143=?
分数の加・減法ができる小学生に、まずは上記の計算をさせてみてください(時間も計っておくといいでしょう)。
通分・約分などに苦労しながら、一応解ききることはできるはずです(答えは「12/13」)。
そして、正解ならば「よくできました!」とまず褒めてあげましょう。
「でもね、ママ(パパ)ならもっと簡単に計算してしまうんだけどなぁ」
と計算を工夫できないか考えさせてみてください。
塾などで教えてもらっていない限りは、まず思いつかないと思います。
そこで、第一のヒントを出しましょう。
「3=1×3、15=3×5だよね・・」と。
これで工夫を思いつくならば、かなり頭の回転がいい証拠です。
次に、第二ヒントは、
「2/3=1/1-1/3、2/15=1/3-1/5だよね・・」です。
これで、思いつく子は出てくるはずです。
どうしても思いつかなければ、親の威厳の見せ所です。
「与式
=(1/1-1/3)+(1/3-1/5)+(1/5-1/7)+(1/7-1/9)+(1/9-1/11)+(1/11-1/13)
=1/1-1/13
=12/13
とアッという間に計算できました!」と。
小学生で、初見ならば、「へぇ~!」となると思います。
他にも何問か目の前で作って、サッと解いてしまうと効果はアップします。
(中学1年生までなら通用する可能性はあります。)
大切なのはここからです。
「どのような計算だったら、このような工夫で簡単に計算できるのかな?」
と問いかけてください。
これは数日考えさせておいてもいいでしょう。
で、そのからくりがわかったら、自分で類題を作らせてみましょう!
このような体験を重ねると、「算数ってオモシロイね!」と興味をもってくれるかもしれません。