数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

サクッとできればOK!(最大公約数編)

入試の小問集合のうちの1問ですから、じっくり考えて解く問題ではありません。

制限時間は、どんなにかかっても「2分」でしょう。

もし、それ以内に解ききれない場合は、
「最大公約数・最小公倍数」
について、改めて復習しましょう。


【問題】
2020以下の自然数aと36の最大公約数が6であるとき、最も大きい自然数aを求めよ。


(答え;2進法で11111011010)


【解説】
題意より、
「a=6m」
とおけて、
「mは6と互いに素な自然数
となりますね。

ここで、
「2020以下の最大の6の倍数は2016」
となることから絞り込んでいけばいいですね。

「2016=6×336」
より、
「336は6と互いに素ではない」
ので不適

「2010=6×335」
より、
「335は6と互いに素」
なので適

∴最大のa=2010

(2020福岡大学附属大濠)