数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

サクッとできればOK!(場合の数編)

文字通り、サクッと正しく解けるのであれば何の問題もありません。

入試では、「このくらいの問題にじっくり時間を割く余裕はない」と思って臨みましょう。


【問題】
A~Dのアルファベットがそれぞれつけられた4個の玉と、1~4の番号がそれぞれつけられた4個の箱がある。
「玉を2つずつに分け2つの箱に入れる方法」は全部で何通り考えられるか?


【解説】
正攻法でいくとすると、
「玉の分け方は4C2/2通り」
「箱の選び方は4C2通り」
とまず求めるのではないでしょうか。

これを用いて求めていってもいいのですが、ちょっと楽をして、
「4C2×4C2=36通り」
と求められるようにしておきましょう。

ポイントは、
「玉を2個選べば残りは自動的に決まる」
ことと、
「箱を選べば番号の大小関係も決まる」
ことですね。