2018年入試では、「正六角柱」を題材とする学校が多く見受けられました。
(それに絡めて、“断頭三角柱”の出題も多くなりました。)
そして当然の成り行きとして、2019年は、その傾向は見られなくなりました。
例えば、2018年の慶應女子では、
「正六角柱の内接球・外接球」
について問うています。
当然ながら、
内接球→全ての面に接する球
外接球→全ての頂点を通る球
という前提です。
ポイントは、
「球の直径が何の長さに相当するか」
ですね。
内接球の直径は
“正六角形の対辺間の距離”、
外接球の直径は
“正六角柱の最長の対角線の長さ”、
に相当することを確認しましょう。
柱体を題材とする出題では、
「三角柱・四角柱・円柱」
の場合がほとんどです。
しかしながら、“出し尽くされた感”も否めません。
そこで、設問の作りやすさから他の題材を探すと、次に候補としてあがってくるのが「正六角柱」となってきます。
柱体問題の一分野として「正六角柱」も視野に入れておいた方がいいでしょう。