数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

“2020”問題(西暦年数問題)

「入試が実施される西暦年数」を題材とした問題は、毎年いくつかの学校で出題されています。

下記の問題は、来年「2020年入試」での予想問題の一例です。


【問題】
x,yを自然数とするとき、
√(2020+x)=(√5)y
を満たす最小のxは?


定番問題ですから、取り組み方をしっかり確認しておきましょう。

(答え;185)


【解説】
このような問題では、まず根号を外すんでしたね。

√(2020+x)=(√5)y
両辺を2乗して
2020+x=5(yの2乗)
よって
x=5(yの2乗-404)

xは自然数なので
yの2乗≧405
つまり
yの最小値=21
とわかります。

「yが最小のときxも最小」
となるのは明らかなので、
∴xの最小値=5×(441-404)=185