数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

連立方程式-2

入試問題では、冒頭に「小問集合」があることが多いですが、ここを短時間で確実に得点源にできるかが合否に大きく影響してきます。

連立方程式」を正しく解くのは当然のこととして、最短ルートで解けば時間を稼げますね。


【問題】
次の連立方程式を解きなさい。
(2+√2)x+(2-√2)y=√2
(2-√2)x+(2+√2)y=-√2


【解説】
よくあるパターンの連立方程式なので、解いた経験があるかもしれません。

普通に解くならば、まず
「1文字消去する」
ことを考えますね。

比較的取り組みやすい係数なので、まぁそれでも構わないでしょう。

しかし、まず両式を
「辺々加える」
と、計算が楽になる場合があることを覚えておきましょう。

すると、綺麗に√が消えて、
「x+y=0」
という式が得られます。
これで一発で、
∴x=1/2,y=-1/2

(2015東海)