ある直線に平行な直線を描きたければ、その名称からもわかる通り、
「平行四辺形の作図」
で対応できます。
しかし、できるだけ手数を少なくするのが賢明ですね。
そこで、今までみてきた通りに、
「ひし形の作図」
で対応するのがベストです。
その作図の原理は「定義」そのものです。
より汎用性の高い、
「ある1点を通る平行線の作図」
を確認しておきましょう。
「点Pを通り直線lに平行な直線」を描いてみましょう。
(1)点Pから任意の距離の点Qを直線l上にとり円弧を延長しておく
(2)点Qから同じ距離の点Rを直線l上にとる
(3)点Rから同じ距離の点Sを(1)の円弧上にとる
直線PSが求める平行線となりますね。
(∵四角形PQRSがひし形となるため)