一見、
「長さに関する設定が何もない」
ように思えてしまうところが、この問題のちょっとオモシロイところです。
【問題】
上図のように、長方形ABCDの各辺を直径とする半円を描き、その交点を結んで長方形EFGHをつくる。
このとき、長方形EFGHは長方形ABCDの何倍の面積か求めよ。
但し、BC,ADを直径とする半円は、それぞれ辺AD,BCと接している。
(答え;9/25倍)
【解説】
中学生以上ならば、
「何らかの2次方程式」
を立てて解いていくのが正攻法でしょう。
しかし、ある基本的な知識さえあれば、小学生でも解けてしまいます。
1つは、
「円に内接する“直径を1辺とする”三角形」
はどんな性質をもつのか、ですね。