数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

立方体の3面に内接する大小2つの球

「立方体と球」を題材とした定番問題です。

以前にも類題を扱いましたね。→
https://mcafejr.hatenablog.com/entry/2020/11/24/125959


取り組み方としては、“ある断面”に着目し平面幾何問題として考えるのが基本となるでしょう。

しかし、そもそも各立体の相互関係を正しく理解できていなければ、“断面(2次元)”で考えること自体が難しいかもしれません。


そこで、今回は“立体(3次元)のイメージのまま”考えてみることにしましょう。

慣れていると「頭の中だけ」で考えられるのですが、そうでなければ、「見取り図(理解の助けになる程度で可)を描いて」考えてみるといいでしょう。


【問題】
1辺4の立方体ABCD-EFGHに半径rの球Sと半径2rの球Tが入っている。2球は互いに外接し、球Sは3つの面ABCD,ADHE,AEFBに接し、球Tは3つの面EFGH,CGHD,BFGCに接している。このとき、次の各問に答えよ。
(1)rの値を求めよ。
(2)Sの中心と平面BDEの距離を求めよ。


「球問題」は、“3次元のままで考える”ことで“瞬殺”できてしまうものも多いので、特に上位校を狙う場合は慣れておくことを勧めます。



※正解を確認したい場合は、答案をコメント(非公開)してもらい、正解であればリプ(公開)します。



https://mcafejr2.hatenablog.com/entry/2022/04/05/000315