「2~11の倍数判定法」については、皆さんもしっかり把握していることと思います。
判定法を覚えてさえいれば、「2~11の倍数」に関する問題については難なく対応できますね。
そこで、以前にも扱いましたが、「2桁の整数の倍数」に関する問題への対応方法を再確認しておきましょう。
【問題】
サイコロを3回ふり、出た目を順にa,b,cとする。
N=(a+b)cとおくとき、次の確率を求めよ。
(1)Nが25の倍数となる確率
(2)Nが15の倍数となる確率
(3)Nが10の倍数となる確率
【解説】
まず必ずチェックしておくべきことは、
「2≦N≦72」
というNの値の範囲でしたね。
そして、この条件設定では、
「□の倍数かつ△の倍数」
などと攻めていくよりかは、具体的な数値で考えた方が数え漏れを防ぎやすいでしょう。
(1)
N=25,50
となる場合のみなので、
∴7/216
(2)
N=15,30,45,60
となる場合のみなので、
∴13/108
(3)
N=10,20,30,40,50,60
となる場合のみなので、
∴5/24