数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

点と線分の軌跡(2022洛南・改題)

主に上位校入試でよく出題される“軌跡問題”です。
 
難問レベルではありませんが、「点」と「線分」の両方の軌跡の求め方の復習にはなるでしょう。
 
 
【問題】
AB=4,AD=AE=2√3である直方体ABCD-EFGHがある。
辺DC上に点Qがあり、AQ=4である。
点Pが、AP=4を満たしながら直方体の表面上を一周するとき、次の値を求めよ。
(1)点Pが描く曲線の長さ
(2)線分APが通過してできる面の面積の和
 
 
【解説】
(1)
半径4と2の円弧なので、
∴8π×150/360+4π×180/360=16π/3
 
(2)
おうぎ形と円錐の側面なので、
∴16π×150/360+4×2×π×1/2=32π/3