確率問題は、とにもかくにも“漏れなく重複なく”数え上げることが必須です。
しかも小問集合の問題は、できるだけ素早く解ききりたいところです。
そのための解法の一例を示します。
「2数の積が6の倍数」になるのはどのような場合か、を考えて絞り込んでいきましょう。
(1)6が含まれる場合
これはすぐに「8通り」とわかりますね。
(2)6以外で「2の倍数」と「3の倍数」が1つずつある場合
「2の倍数」が(2,4,8)の3通り、
「3の倍数」が(3,9)の2通り、
よって3×2より「6通り」とわかります。
題意を満たすのは(1),(2)の2パターンしかありませんから、合計で「14通り」とわかります。
「同時に2枚のカードを取り出す」のですから、全ての場合の数は(9×8)/2=36通りとなります。
∴14/36=7/18
9×9マスの表で考えても構いませんが、「同時に2枚」に注意しましょう。