前回の問題(2018年)に続いて、不等式を活用して整数を絞り込んでいく問題です。
【問題】
xについての2次方程式
(xの2乗)-2x-n=0(nは自然数)
の解の1つを小数第一位で四捨五入すると5になる。
このような自然数nのうち、最小のもの最大のものを求めよ。
【解答】
まず正の方の解を
x=1+√(1+n)
と求めます。
題意より、
4.5≦1+√(1+n)<5.5
という不等式が立てられます。
あとは、この不等式を変形させていくだけですね。
3.5≦√(1+n)<4.5
(3.5の2乗)≦1+n<(4.5の2乗)
11.25≦n<19.25
∴最小のnは12、最大のnは19