数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

格子点問題-2(2019京都府立・改題)

リニア新幹線開業予定の西暦年数である“2027”と“格子点”とを絡めた標準問題です。

一応確認しておきますが、
「座標平面上においてx,y両座標共に整数値となる点」
を格子点と呼びます。


【問題】
座標平面上に、原点Oを頂点の1つとする長方形OABC
がある。
A(m,0),B(m,5m),C(0,5m)(但しmは自然数)とする。
長方形OABCの周上および対角線AC上にある格子点が2027個あるときのmの値を求めよ。


【解説】
長方形OABCの周上には、
5m×2+m×2(個)
対角線AC上(周上を除く)には、
5m/5-1(個)
の格子点がありますね。

よって、
5m×2+m×2+5m/5-1=2027
∴m=156