休校期間中のお子さんの勉強に、苦慮されている親御さんも多いことと思います。
そこで、室内に閉じこもって時間があり余るような状況だからこそ、お子さんに取り組んでもらいやすいことをお伝えしておきます。
それは、以前にもお伝えした
「正多面体の自作」
です。
まだ小さいお子さんならば、知育玩具等で正多面体に親しんでもらえばいいでしょう。
しかし、小学校中学年以上ならば、
「自分で展開図を考えて描き組み立てる」
ことをしてほしいと思います。
まずは、
「正多面体は五種類のみ」
であることを説明してあげてください。
(※中学生以上は自分で考えさせてください。)
参照→「正多面体はなぜ五種類のみ?」
https://mcafejr.hatenablog.com/entry/2019/03/11/123105
次に、正多面体を構成する、
「正三角形・正方形・正五角形」
の描き方を確認しておきましよう。
小学生ならば、数学的に正しい作図法でなくても構いません。
(※定規・コンパス・分度器で描けますね。)
そして、正多面体の見取り図(写真)を見せて、
「自分で展開図を考えて組み立ててごらん」
とだけ伝え、色々と試行錯誤させましょう。
用意するもの
・ある程度の厚さの紙状のもの
・定規、コンパス、分度器
・カッター、接着剤
(※テープで貼ると汚いのでやめましょう)
“のりしろ”をとって展開図を描くか否かは、お子さんに任せましょう。
うまくいかない場合は、やり直せばいいだけです。
「試行錯誤すること」こそが大切です。
お子さんが器用ならば“透明プラスチック板”でつくってみましょう。
発展勉強の際に役立ちます。
自分でつくった正多面体を、常に身近に眺めたりいじったりして、小さな頃から正多面体に親しんでおいてほしいと思います。
中学生以上で試験等の題材となることが多い立体なので、役立つときが必ず来るはずです。