これまでにもいくつか取り上げてきましたが、特に高校課程では、
「不等式」
を活用して整数問題を解くことに慣れていきます。
※例えば「不定方程式と不等式」
https://mcafejr.hatenablog.com/entry/2020/04/30/143330
中学生にも十分に理解できる内容なのですが、特に高校受験に向けては、「難関校に特化したコース」でないと塾などでもあまり扱わない分野です。
よって、上位向けの内容となるので、興味のある人のみどうぞ。
そうでない場合は、高校課程に入ってからじっくり理解すれば、それで十分です。
【問題】
3つの整数p,q,rは、1<p<q<rを満たし、
(2p-1)/r,(2r-1)/qの値はともに整数であるとする。
このとき、次の問いに答えよ。
(1) (2p-1)/rの値を求めよ。
(2) (2r-1)/qの値を求めよ。
(3) (2q-1)/pの値を3倍すると整数になるとする。このとき、pの値を求めよ。
(答え;1,3,9)