数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

“月日数”と“時分数”

昔、「車のナンバー」や「切符の通し番号」を元にした暇つぶしのような“数遊び”がありました。

例えば、
「1235」
であれば、
「1×2+3=5」
とするような遊びです。

Z世代以降で、このような遊びをした経験があるという人は、ほぼ“絶滅”しているのではないでしょうか。

しかし、算数・数学の問題の題材としてはまだまだ健在なので、一度くらいは目にしたことがあるかもしれませんね。


“西暦年数”を題材とした整数問題は定番ですが、
「1月1日を101」、
「12月31日を1231」
などと表した“月日数”についても様々な問題が考えられます。

例えば、本日4月7日であれば、
「407」
となりますが、この数から何をイメージするでしょうか。

Peugeotをイメージするのは大人の男性がほとんどでしょう。

あくまでも整数として、その成り立ちをよく見てみるとオモシロイ性質を持っています。

他の“月日数”についても、その性質を持ったものがあるか調べてみましょう。


さらに、
「0:00を0」
「23:59を2359」
などと表した“時分数”まで範囲を広げるとどうでしょうか。

1~2桁の数が新たに現れ、3~4桁の数は種類が増えますね。


【解説】
「4の3乗+0の3乗+7の3乗」
を計算してみると、
「407」
となりますね。

“時分数”まで範囲を広げると、3桁と4桁の同じような性質の整数が見つかります。