例年通りのレベルではあるのでしょうが、どうしても神奈川県立と比較してしまうので、「考えさせる量が少ないなぁ…」と感じざるを得ません…。
昨年よりはましにはなっているものの、そろそろ内容を大幅刷新した方がいいように思います。
そんな問題の中から、後半2題について取り上げておきましょう。
【4】の面積比問題
与条件から、
「BQ:QC=1:3」
と求まるので、
「上底:下底=1:2の台形ABCD」
であることがわかりますね。
後は、
「AR:RS:SCの連比」
さえ求めてしまえば、解けたも同然ですね。
【5】の三角錐の体積
例えば、
「底面を△APM」
とすれば、
「高さは正四面体の高さの2/3」
ですね。
で、
「△APM=△ABC×2/3×1/2」
も簡単にわかるので、もう解けてしまいますね。
これだけスンナリ解けてしまう問題ばかりだと、普段であれば“邪道!”と批判してしまうような「キタナイ数値計算を必要とするような設定」さえ導入したらどうか…、とさえ思ってしまいます。