数学カフェjr.

「知っておいてほしい」又は「ちょっとオモシロイ」初等数学を、高校受験をする又は中高一貫校在学の中学生を中心に、小学生~大人の方に向けてお伝えしていきます。

2点を共有する2円(2018東海)

鉄則通りに考えていけばすんなり解けますが・・

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【問題】
円P、円Qの半径は1で∠CAD=135°
(1)CDの長さは?
(2)3点A,C,Dを通る円の中心をOとするとき四角形OCADの面積は?


(答え; 2+√2, (4+3√2)/2 )


【解説】
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(1)
四角形APBQが正方形であることがわかれば簡単ですね。

二等辺三角形ACDと二等辺三角形PACをしっかり把握していれば、∠APQ=45°から導けますね。

∴CD=2+√2


(2)
∠CAD=135°は円Oの円周角ですから∠COD=90°。

∴四角形OCAD=△ACD+△OCD=(4+3√2)/2



サッと解けなかった人は、“まずは鉄則を試してみる”ことを心がけましょう。